執筆:Kunio Shimizu, Senior Solution Engineer at Orbital Insight

この度 Orbital Insight GO では、新たに高解像度衛星を使った船舶分類検知アルゴリズムの提供を近日中に開始します。

光学衛星は Planet Labs 社が運営する Skysat を利用し、サブメーター級の解像度と、1 基あたり 4 ~ 5 日の撮像頻度を有します。

Skysat の高解像度と高撮像頻度の特徴を使って Orbital Insight では下記の船舶クラスの画像解析検知アルゴリズムを開発・提供します。

船舶分類クラス

・Large Cargo (大型貨物船)

・Aircraft Carrier (航空母艦)

・Submarines (潜水艦)

・Passenger Cruise Ship (旅客客船)

・Military Warships (軍艦)

・Tugboats (タグボート)

・Other (その他)

アルゴリズム開発のために学習した地域は全世界の 200 箇所以上にものぼる港・海軍基地・主要海岸線からの船舶画像です。

Orbital Insight GO で全世界の船舶分類分析が「誰でも、簡単に」

Orbital Insight GO の分析ツールと、今回の船舶分類検出アルゴリズム実装で下記のことが可能になりました。

・特別な技術や知識は必要なく、場所の選定と検知アルゴリズムを実行

・対象エリアは全世界、お客様自身で場所の設定・選択が可能

・過去アーカイブ画像にアクセスして、過去分析も可能

・最短 1 日前の衛星写真を取得・分析

・検知結果のアノテーション・変更修正

新船舶分類検知の検出結果事例

以下にいくつか実際に様々な場所時間に Skysat 船舶分類アルゴリズム実行し、検出結果をご紹介します。

Military Warship(軍艦)

海上を航海している軍艦も、下記のようにドックに並んでいる軍艦も「軍艦」として検知することができました。

数の把握、さらに結果がバウンディングボックスで表示されることで、おおよその長さもOrbital GO の UI 上で確認することができます。

下の図では、横須賀米軍基地内のドライドックに入っている整備中の軍艦まで検知することができました。

Submarines(潜水艦)

そもそも潜水艦を衛星から把握できる頻度は少ないですが、下の様なドックに停泊している潜水艦を検知することができました。

以下の衛星写真には2基の潜水艦がありますが、上の潜水艦は影などの影響なのか、検知することはできませんでした。

Passenger Cruise Ship(旅客客船)

特徴的な客船は航海中のものも、停泊しているものも下のように検知することができました。

Large Cargo(大型貨物船)

貨物船も下のように検知することができます。タンカーやコンテナ船もこちらのクラスに振り分けられています。

Tugboats(タグボート)やその他

以下の衛星写真と船舶検出結果は、シンガポールの近辺での結果です。行き交うタンカーや貨物船に一緒にくっついているタグボートや小さい船舶が「Other Small Ship」として検出されていることがわかります。

民間船舶も公的船舶も Orbital Insight GO で簡単分析

今回開発した船舶分類検知アルゴリズムはクルーザーやタンカーなどの民間の船舶から、戦艦や潜水艦など軍事的な船舶を判別できることが出来ます。

さらに我々の保有している AIS のデータなどと組み合わせて分析することで、ダークシップ(AIS を発信してないデータ上「見えない」船舶)の検知へも応用することが可能です。

ビジネスの効率化や市場分析などにも、軍事的なモニタリングなどにもご活用いただければ幸いです。

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