Orbital Insight は先の 1 月 27 日、オンラインセミナー「衛星・地理空間データの分析とその活用事例」を、在日米国大使館 商務部のご後援ならびに株式会社三井住友銀行（SMBC）のご協力を得て開催しました。130 人を超える日本のビジネスリーダーのご参加をいただき、活発な Q&A が行われました。本文ではセミナーの内容をご紹介します。
在日米国大使館 商務部 上席商務官アーリーン・マエダ氏からの開会のお言葉に続き、まず弊社シニア・ソリューションエンジニアの清水邦夫が弊社の地理空間分析プラットフォーム Orbital Insight GO（GO）の特長を、デモを交えご紹介。GO は衛星、GPS、船舶や航空機など様々なデータを統合して機械学習（ML）と人工知能（AI）により分析、お客様に有意義な情報と知見をご提供しています。土地利用、任意の地域や都市の人流、車両や船舶数の変化を始めとする時空間分析が可能。デモではコロナ禍における上海の幹線道路、シンガポールのチャンギ空港などのビジュアルな分析をご共有しました。また、近年では SDG（持続可能な開発目標）、ESG（環境、社会、ガバナンス）領域で GO を使用するお客様が増加傾向にあり、例えばユニリーバ様はサプライチェーンのトレーサビリティ確保に GO を活用されています。
続いて SMBC デジタル戦略部の鈴木厚行副部長にご登壇を願い、同行のデジタル戦略とご活動についてお話しいただきました。SMBC 様は 4- 5 年前からいち早くデジタル、スタートアップ企業支援とオープンイノベーションに着目、取り組みを始めたと鈴木氏。2020 年に新設の「デジタルソリューション本部」はデジタル戦略部と法人デジタルソリューション部で構成され、それぞれグローバルでの戦略企画推進と、大規模な法人顧客の経営課題や社会的な課題の解決支援を担っています。弊社との「出会い」は同行のシリコンバレー出張所に始まったとのこと。SMBC様のデジタル戦略部は今後、活動をさらに活発化していくと話されました。
同じく SMBC デジタル戦略部の柳澤隆大部長代理には、弊社の GOを用いた衛星データサービス「SMBC ジオミエール（Geomiyell）」開始の背景と事例をご共有いただきました。法人企業の課題を認識し、さらにコロナ禍での海外における企業活動への不安や国内のデータアナリスト人材の不足などの状況を受け、法人顧客の課題を包括的に解決するべく新ビジネス立ち上げを決定したとのこと。リサーチや弊社 Orbital Insight GO の内部試用を経て、社会経済、企業の動向を「見える化」する有用性の高さを確認、弊社と連携して 2020 年 11 月より提供を開始されました。すでに建設や不動産、小売り、鉄道など法人のお客様、自治体などから多数、お引き合いがあると述べられました。
最後に弊社テクニカルアカウントマネージャー、長尾真司が Q&A を進行。SMBC 様、弊社へのご質問を多数いただき、お陰様で盛況のうちに終了しました。なお、SMBC 様、弊社の発表内容ともに、ご参加者アンケートで高い評価をいただきました。Orbital Insight の今後のイベントにも、ぜひご参加ください。
***
お問い合わせのある方は、お気軽に弊社までご連絡ください。
Orbital Insight ニュースレター「Revisit」
当社のニュースレター「Revisit」（日本語）では、弊社グローバルでの活動、完全招待制のイベントやウェビナー情報、当社技術者による分析レポート、お客様事例、プロダクト・サービス最新アップデート情報などを定期的にお届けしています。ぜひお気軽にご登録ください。
Orbital Insight について
Orbital Insight は地理空間分析を専門とする企業です。企業や組織のお客様が、地球上で、また地球そのものに何が起きているのかを理解できるよう、ご支援を提供しています。ユニリーバ (Unilever)、エアバス (Air Bus)、RBC キャピタルマーケッツ (RBC Capital Markets)、世界銀行 (The World Bank)、米国防総省 (U.S. Department of Defense) を始めとするお客様が Orbital Insight のセルフサービス分析プラットフォームを利用し、サプライチェーンの脆弱性やビジネス機会から国家安全に至るまで、様々な領域に関する知見を獲得されています。Orbital Insight は米国カリフォルニア州パロアルトに本拠を置き、セコイヤ (Sequoia) 、GV（旧 Google Ventures）、シェブロン (Chevron)、バンジ (Bunge) などの出資を得ています。
